在り方とやり方のバランスの取り方が難しい

今日は

在り方とやり方のバランスの取り方が難しい

という話をしたいと思います。

在り方とやり方のバランスの取り方が
難しいという相談はちょこちょこ受けますが

これは経営者や経営幹部の方
とりわけ勉強熱心な方に多いですね。

ポイントは
在り方とやり方は分かれていないって
いうところなんです。

私自身は
在り方とやり方が分かれていないので
そもそもバランスの取り方っていう発想が
ありません。

ですから

そもそも
「バランスの取り方」という問いが
ちょっと違うかもしれませんね?

とか

そこは本当の問題ではないかもしれませんね?

と問いかけをすることで
経営者さんに考えていただく
ということをしています。

多くの場合
バランスっていう考え方で言うところの
右と左みたいな感じになっていて

物事が2つに分かれて存在している
という発想になっているようですね。

在り方とやり方はつながっていると
捉えられない方にお伝えしているのは
時間の概念です。

どういうことかというと

在り方を勉強しながら
やり方を変えていく

在り方を身につけてから
やり方を変えていく

今やり方を変えていくと
在り方が変わっていく

色々な表現をしましたが
どれもつながっていることが
ご理解いただけるでしょうか?

そこには時間の軸がありますよね。

バランスが難しいとおっしゃる方は
この時間軸の計算が難しいと感じていて
うまく見積もれないということだと
思うんですよね。

もう少しお伝えすると

このことは学習する組織が
強いか弱いかに関わっているということです。

在り方を変えていくとやり方が変わっていく
やり方を変えていくと形が変わっていく
という流れなんですけれども

そのやり方を変えるスピードが速ければ
そもそもバランスの取り方が難しいという表現は
ないかもしれません。

私の中では1つとつながっているので
この時間軸をどういうふうに短くしながら
変えていけるかっていうことを考えて
経営者さんにはお伝えをしています。

こういった相談はちょくちょくいただきますが
そんなに大きな問題にはなりません。

この時間軸をどんなふうに設計するかで
多くの経営者さんは悩まれていて

この時間の計算が思った通りにいかない

ということが在り方とバランスの取り方が
難しいという表現になっている訳ですが

そういうお悩みを抱えているのは
大抵思考のスピードが速い方なんですよね。

こうなったらこうなる
こうなったらこうなるみたいに
考えがちなんですね。

また

経営者さんご本人は
そういうことが早くできる方が多いので
周りの人も早くできるだろうと
つい思ってしまいがちなんですよね。

だから
なんでこういうふうにできないんだと
思ってしまって

在り方とやり方のバランスが難しい
ということになってしまうんですが

経営者の皆さんには是非
在り方とやり方は分かれていない
2つはつながっているという発想を持って

どんなふうにこの在り方とやり方の
スピードを合わせて取り組んでいくか
ということを考えていただき

この悩みを解消していただけたらと
思っています。

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